家具屋が教える「無垢材」と「突き板仕上げ材」の見分け方
こんにちは。家具ののぐちウェブページ責任者の松尾です。
家具のカタログなどを見てると必ず出てくる言葉に「無垢材」と「突き板仕上げ材」があります。本日は、無垢材とは何か、突き板仕上げ材(「突き板」と略して呼びます)とは何か、更には無垢材と突き板の見分け方などを書いていきたいと思います。
無垢材や突板材などのインテリアにご関心のある方はインテリアショップブログランキングや人気ブログランキングインテリアショップカテゴリーをご覧になると楽しめるかと思います。
無垢材とは
「無垢材」は木そのもので作った材を指します。丸太を切って乾燥させたものです。木材の質感や肌触り、木目等木の感じを最も味わえる材になります。
しかし、きれいな無垢材は木から採れる量も少なくなりますし希少ですのでお値段も高めになります。また、木そのものですので湿度等による影響等を受けやすくゆがみやすい材でもあります。
ただし、天然木独特の風合いは無垢材にしか出せません。肌触りがよく、材の種類により異なる木の香りは心を穏やかにしてくれます。強度も強く接着剤等を使用していない天然の木そのもののですので非常に長持ちします。
たとえば木造のお寺や神社などの中には建てられてから何百年も経過しているものもあります。
突き板材とは
「突き板仕上げ材」とは木材を薄くスライスした「突き板」を合板等の基材の表面に張り付けた材になります。品質や仕上がりが均一で反りも少なく、重量が軽いのが特徴です。また価格も抑え目になっています。
無垢材と突き板材の見分け方
無垢材と突き板材は表面だけ見て見分けるのは非常に難しいです。厚いか薄いかですので表面の見た目は変わりません。
ではどこで見分けるかと言いますと、側面を見ます。木目の流れのある方の側面です。表の木目に沿って側面を見ます
突き板材
無垢材
突き板材は天の木目と側面の木目の方向が違います。張り合わせているところはあまり美しくないので丸太を薄くスライスした「突き板」やプリントで隠します。隠すので木目の方向が変わります。
一方無垢材は天然の木そのものであるので天の木目の流れと側面の木目の流れが自然になります。突き板やプリントで隠す必要はありません。
このように無垢材か突き板材かを見分ける時には側面の木目の流れを見て判断します。
皆様も次回家具屋さん等を訪れた時に確認してみてはいかがでしょうか。
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