こんにちは。家具ののぐちウェブページ責任者の松尾です。

 

梅雨空が続いています。

雨が降り続けると家具も湿ってしまいます。

水分は木の家具が苦手とするところです。

本日は水分を苦手とする木の家具の手入れについて書いていきたいと思います。

 

 

木の家具のお手入れについて

本日は家具屋が日常的に行っている木の家具の手入れの仕方を書いていきます。せっかく購入した家具は長く使いたいですよね。ただ置いておくだけでも埃がついたりして当然ながら汚れます。お子様が水をこぼした場合もできるだけ早い手入れが家具を痛めません。そのような場合の手入れ方法を書いていきたいと思います。

よく絞ったきれいなタオルでやさしく拭きあげます

 

 

特殊なことは行いません。基本がすべてです。私もこちらでお仕事させていただき始めた頃は、しっかりした家具なので何か特殊な手入れ方法があるのかと思っていましたが、最初に教えられたことが最重要ですべてでした。
木は基本的に水に強くありません。湿度が多いと変形したりします。変形が大きくなると割れたりすることもあるので手入れは基本水分少なめで行います。手入れ時に家具に汚れが移らないきれいなタオルで行います。水で濡らし固くしぼって水分を調整します。ギュッとしぼって水が滴らないくらいが適切です。女性の方だと力いっぱいなくらいでしょうか。

 

 

しぼったタオルで家具の木目の流れに沿ってやさしく拭きあげます。汚れて日時が経つとこびりついてしまいますので、できるだけ時間を置かずに行います。日常のお手入れとしては、晴れた日に家具表面の埃を拭きとるようにさっと拭きあげます。一度でとれない汚れは力を入れず二度三度拭きあげます。力を入れてごしごし拭きあげると塗装にダメージを与えるのでやさしく拭きあげます。

乾いたタオルだと家具を傷つける場合があります

乾いたタオルは繊維が固いので乾いたタオルで拭きあげると木目を傷つける場合があります。必ず濡れたタオルで行ってください。

水等をこぼした場合

 

 

水分は木の家具の大敵です。水等をこぼしたりした場合は可能な限り早くきれいなタオルを水で濡らし、よく絞って拭きあげます。家具を設置している部屋の風通しを良くしておくことで家具の変形等を防ぐことが可能です。

手入れ時気をつける事

 

木の家具はきちんと手入れをしてあげると非常に長持ちします。キズがついても無垢材なら削りなおし等を行い、長年使った家具を新品同様によみがえらせることができます。ただし、キズや変形が大きい場合は補修がきかなかったりするので、家具の手入れをする時気をつけることを挙げます。

木材は水分を嫌います

 

水分があると木材は吸収し、変形します。変形が大きくなると割れや接合不良が起こります。また水分がシミの原因になる場合もあるので家具に水分がついたら出来るだけ早くしぼったきれいなタオルで水分を吸い取らせるイメージで拭きあげるようにしてください。

シンナー等は塗装を痛める可能性があります

 

塗装はシンナー等有機溶剤で溶けて剥がれます。シンナー等有機溶剤は家具の手入れに使わないでください。

白木は水分厳禁です

 

引き出しの内側など木材の呼吸が必要な部分には「白木」と呼ばれる塗装を施していない木材が使われることがあります。白木は木材の呼吸がしっかり行える半面、強度的に弱くなります。打ちキズが簡単にできます。また、ガードする塗装がないので水分を簡単に吸収して膨らんだりシミになったりしますので水分は厳禁です。もし水がついた場合はすぐにしっかり絞ったタオルで拭きあげて引き出しを開いておくか、引き出しを外して日の当らない風通しのよい場所で陰干しして乾燥させてください。可能であれば天気のいい日がお勧めです。

 

梅雨の合間に家具の拭き掃除などいかがでしょうか

 

以上。家具屋が教える日常的な木の家具のお手入れでした。日ごろのお手入れをこまめにしておけば汚れがひどくなりませんし、キズや変型などもひどくなる前に見つけることがで対処できます。梅雨の合間に家具の拭き掃除などいかがでしょうか。

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